大阪オートキャンプ協会

7月例会 第40回関西ファミリーキャンプ大会 白川渡オートキャンプ場

7月16日(土)~18日(祝)に「白川渡オートキャンプ場(奈良県川上村)にて、7月例会を開催しました。

例年、夏休み前の7月例会は参加者が少ない傾向にありましたが、今年も参加申し込みは元々少なかった上に、その後キャンセルが相次ぎ、結局、当日の参加ファミリーは3ファミリーとなってしましました。
OAC40年の歴史でも前代未聞の最も参加者の少ない例会となりますが、予定通り開催しました。

梅雨も明け、暑い毎日が続いており、河原を埋めた広大なキャンプ場は、灼熱のサイトとなっていました。しかし、キャンプ場の周囲は緑濃い白川村の山が迫っており、気分的には緑の大自然に抱かれたすがすがしいキャンプ場と感じられました。公表100サイトのキャンプサイトは、小さな子供連れのキャンパーで埋まり賑やかなキャンプ場となっていました。

私は、キャンプ場オーナーと打合せのため、例会前日からキャンプ場に入り、誰もいない広大なキャンプサイトに一人ポツンとテントを設営して1夜を過ごしました。雲ひとつない夜空には満月が輝き(偶然にも本日が満月でした)全ての明かりを消し、月の明かりだけのキャンプを楽しみました。鹿が多いのかあちこちの山で鹿の声が聞こえるなどで、自然の真っただ中の夜を満喫しました。

1日目。参加人数が少ないため、色々準備していたキャンプ場でのイベントは全て中止し、暑い真夏の太陽が照りつける中、タープ下の日陰で日光を避け、冷たい物を飲み、ゆっくりと食事の準備をし、ゆっくりと食事をするだけの、のんびりキャンプで第1日目を過ごしました。

2日目。朝から灼熱の太陽が照りつける快晴。早起きしてお弁当を作り6時半に大台ケ原トレッキングのためキャンプ場を車で出発。40分程で標高1570mの大台ケ原駐車場に到着。細かい霧に覆われた雨模様。その寒さにビックリ。駐車場で持参したコンロでお湯を沸かし、朝食で、まずは腹ごしらえ。丹念に準備運動をしてトレッキングに出発。
全行程8.4㎞、通称3時間半から4時間の「東大台ケ原完全クリアコース」を5時間を目標で歩き始めた。
日出ケ岳展望台(1694m)、大蛇嵓(だいじゃくら)の断崖絶壁、急こう配の山道を下りシオカラ谷へ。谷底の河原で休憩の後、長い急勾配を上り駐車場へ戻る。 思ったより、相当にきついトレッキングに皆さんクタクタに疲れてしましましたが、気分は爽快。
 
涼しかった大台ケ原から帰ったキャンプ場は、風もなく真夏の太陽が照りつける灼熱地獄でした。キャンプ場の下を流れる川に下り、切れる様に冷たい流れに足を浸し、しばし暑さを忘れるなど暑さに抵抗しながら、暑い、暑いと過ごしました。

 台風が遥か彼方の太平洋を日本列島に向かって北上中で、連休明けくらいに九州に接近と予報されている。近畿地方への影響は今日、明日は全くなさそうである。本日予定していたイベント「そうめん流し」「魚のつかみ取り」等は中止し、もっぱら、タープ下で酒宴。  夕方、全天に見事な虹がかかりいやな予感。台風は超大型に発達しながら北上中で、一番外側の雨雲が近畿地方にもかかってきたと、天気予報が言いはじめた。  夜中、雨が降って来た。明け方には土砂降りとなり、車の中に寝ていたが屋根をたたく強い雨音が轟音となり眠れない程の雨で恐怖を感じる。

 3日目は大雨の朝になり、大雨洪水警報が近畿各地に出始めた。土砂降りの雨でキャンプ場に水がつき始め、あちこちに水たまりができだした。私のサイトも水が溜まってくる。早朝にも拘わらず、降りしきる雨のタープ下で早々に朝食をとり、すぐに撤収を始めた。私達は傘、カッパなど雨具の用意はあるが、キャンプ場に一杯いる若いキャンパーには、まったくの雨対策が出来てないファミリーも多く見受けられ、ずぶ濡れになりながら、タープやテントの補強、撤収に大騒ぎとなっている。
 車の中にシートを敷き、濡れた道具をそのまま積み込む。雨水を含んだタープもそのまま丸めて、車の荷台にくくり付けた。10時には全ての撤収を終えキャンプ場を出て、降りしきる大雨の中を帰路についた。
 
前回のこのキャンプ場での例会では、強風が吹き多くのテントやタープに被害が出た。今回は大雨である。しかし、風がないのが救いであった。この雨で強い風があれば大変な事態となり前回の様な被害がでたかも知れない。台風の影響による突発的な大雨でしたが、このキャンプ場での連続しての悪天候には何かあるのではと思う。

 今回の例会では、キャンプ場の管理人さんには、予約段階から色々と便宜を図って頂くなど大変お世話になりました。イベントも色々と準備して頂いておりましたが、参加人数が少ないことから全てが中止させていただくこととなり、申し訳ありませんでした。
 ご協力に感謝致します。ありがとうございました。

レポート 事務局 井上


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